こんにちは
しまです。
たま~~~~にスマホから
けたたましく響いてくる
「緊急地震速報」 の電子音。
あれは何度聞いても緊張しますね。
今回は地震について書きます。
日本人と外国人では
地震に対する経験値が大きく違うんです。
地震について
・日本では毎日どこかで地震が起きている。
・日本人は少しの揺れでは驚かないけれど、
・日本へ来て地震を初体験する外国人は多い。
・なので、地震のときの避難やに備えの概念を伝えたい。
日本では毎日どこかで地震が起きています。
その数は大きいものから
体に感じないくらいの 軽微なものまで
全部あわせて
1年間に約2000回くらい
だそうです。
みなさんは2000回と聞いて
多いと思いますか。
2000回という数は
世界の起きる地震の15%
にあたります。
とても多いですね。
ずっと日本にいると
当たり前のように思っていますが、
日本は地震大国なんです。
たまにスマホから鳴り響く
「緊急地震速報」
のデジタル音には
ドキッとして驚かされますが、
震度1や震度2ぐらいでは
「あ、地震?」
「揺れてる?」
くらいの反応ですよね。
これが日本で暮らしている人の
地震に対する一般的なイメージだと思います。
みなさんは、子どものころ
避難訓練をしたことはありますか。
日本の幼稚園や学校では
地震や火災にそなえて
逃げる訓練をします。
なので
・地震が来たら逃げる
・普段から地震に備える
ということがインプットされていますが、
これは世界的にみて
珍しい事のようです。
海外から来た人たちは・・・
驚くことに
母国で地震を体験したことがない
という人もいます。
ですから、
ほんの少しの揺れでも
何が起きているのかわからず、
慌てたりパニックになったりします。
実際、
・高層階の窓から外に出ようとしたり
・急に玄関から外に飛び出して、思わぬけがをしたり
・大きな声を出しておびえたり
・こわすぎて動けなくなったり
・エレベーターを使おうとしたり
いろいろな行動をしてしまうのです。
日本人の感覚からは考えられませんが、
外国人は震度2程度でも
びくりする人が多いです。
そんな時は
まず、「地震」という言葉から
伝えましょう。
「揺れます。地震です。」
地震を体験したことがない人にとって
自分が立っている地面が揺れることは
理解できません。
地面が揺れる現象、
これが地震ですよ、
と知ってもらいましょう。
次にどの程度の揺れか様子をみます。
慌てずに
安全な場所で
しばらく様子をみましょう。
その時も、外国人がパニックになって
危険な行動をとらないよう
見守ってあげてください。
避難の必要がなければ
「地震は終わりました。大丈夫です。」
と安心させてあげましょう。
もし、避難が必要なら
「地震です。危ないです。逃げます。」
と言っていっしょに避難しましょう。
避難の際は
「何も持ちません。命が大事です。」
と伝えます。
大きな荷物を持とうとしていたら、
避難の妨げになるので
非常時、嘘も方便で
「あとで戻ります。」
と言って避難を急ぎます。
安全な場所に避難ができたら
「やさしい日本語」で
地震に関する情報を伝えましょう。
避難所にいるなら
・ここは避難所です。
・だれでも使えます。
・この建物は安全です。
・ここには水や食料があります。
・ここで寝ることができます。
などと伝えましょう。
日本人なら誰でも知っている
これらの情報ですが
日本経験の浅い外国人には
とても有益な情報となります。
めったに地震の起こらない国から来た人たちは
地震の際は避難する、
近くに避難所がある、
避難所には備蓄品がある
などの基本的な情報を
持ち合わせていません。
なので
地震で地面が揺れるという初体験で驚いて、
そのあとはどうしてよいかわからず、
間違えて危険な行動をとったり、
パニックになったりするのです。
人は情報がないと不安を感じますから
その時々に合った情報提供が大切です。
しかも、緊急時には
個別に彼らの母国語に
翻訳する時間がありませんから
みんなが理解しやすい
「やさしい日本語」が必要とされます。
「やさしい日本語」 については別記事がありますので
そちらをご覧ください。
日本に
中長期滞在をする人なら
災害時のための備蓄品や
減災の準備についても
情報をシェアしましょう。
備蓄品
・2~3日分の水や食品
・懐中電灯と電池
・常備薬
減災の準備
・背の高い家具や家電が倒れない工夫
・家、学校、職場やよく行く場所の近くにある避難所の確認
また、内閣府大臣官房政府広報室が運営する
「政府インターネットテレビ」では
日常の暮らしの中のニュースや
災害時の情報などが
日本語と英語で発信されています。
その中の
「171~災害用伝言ダイヤル」についても
知っておくと、いざという時に役立ちます。
この情報は日本人でもよく知らないという人が
いるかもしれません。
防災の日や何かの際に共有しておきたいツールです。
「171~災害用伝言ダイヤル」について はこちらをご覧ください。
171〜災害用伝言ダイヤル|政府インターネットテレビ (gov-online.go.jp)
日本は地震大国ですが
地震を起こす活火山が多いおかげで
温泉という恩恵があります^^
私はこれで帳尻が合っていると思っています!
地震大国であるという事実は変えられないので
長所をみつけて慣れることを
日本で暮らす外国の人たちとも共有したいですね。
今回は「地震が起きたら」というお話でした。
以上です。