身内の葬式  Xデー(お別れの日)までにしておくこと  [14人の親族を見送ってきた体験談]  もしものとき、慌てないために準備すること

葬祭場 葬式

14人の親族を見送ってきた経験をもとに、葬式に関する不安や疑問を解決するシリーズで、Xデー(お別れの日)までにしておいたほうがいいことにフォーカスしてお伝えします

葬儀社・互助会のサイトには書いてないぶっちゃけ話をします。

葬式はとてもデリケートなセレモニーで宗派やお住いの地方によって形態は異なることをご承知のうえ、お読みください。

*仏教式の葬式のお話です。

はじめに

あなたが葬式のことを話題にするとき。それはあなたの親や配偶者、子供など大切な方が病気で苦しんでいるときや不幸な事故に遭ったとき。しかも状況はかなり深刻なときでしょう。

不幸にも命をつなぐことがかなわなかったとき、あなたは悲しみに暮れます。それでも、待ったなしで大切な方をお見送りしなければなりません。お見送りはXデー(お別れの日)から数日中に完了させる時間との闘いでもあります。その闘いが少しでも楽になるよう、私の体験談をつづります。

私は19歳で親を見送ってからあわせて14人の親族の葬式を経験しました。しかし、葬式は宗派や地域によってさまざまな形態があるので、14回のうち1度として同じものはありません。何回経験しても、毎回初めてなのです。

何回も葬式に立ち会ってきた中で、身内がXデーまでにしておいた方がいいことが意外に多いことに気づきました。葬儀社や互助会のサイトでは表面に出てこない、お金にまつわる生々しいエピソードもまじえてお話します。

互助会

*お金にはまったく困っていません、という方はここは読まずに進んでください。

葬式はなにかと物入りです。「互助会」をご存じですか。リスクがほとんどなく使い勝手がいいのでご紹介します。

互助会のおすすめ理由 その1

  1. 互助会は積み立て式です。毎月1000円から始められるところもあります。
  2. 会員になると割引制度がうけられます。
  3. いざという時には煩雑な手続きをあなたに代わってしてくれます。

積み立ては少ない金額でかまいません。くり返しになりますが、葬儀の費用の心配のない方はここは読まずに次へ進んでください。


互助会のおすすめ理由 その2

  1. 積み立てたお金は冠婚葬祭どちらにも使えます。
  2. 積み立てた人が自分のために使うこと、家族のためにつかうこと、どちらもOKです。
  3. 全国にネットワークがある互助会なら、あなたのお住いの地域以外のエリアでも利用できます。つまり、遠方のお身内の方のためにも使えます。

冠婚葬祭は人生の節目に必ずあることなので、互助会の積み立ては無駄にはなりません。最終的にはあなた本人のお別れに使えます。

実際、独身で一人暮らしが長かった私の伯母は、互助会の積み立てをしていました。Xデーには担当者が自宅に来て、セレモニーの手配をしてくれたので、ほんとうに助かりました。

また、葬式は積み立ての範囲内で行えたので、見送る側は費用の心配をしなくてすみました。Xデーに備えるなら互助会は有益です。

遺影(故人の写真)

遺影

遺影は葬式のときはもちろん、そのあとも節目の法要で使ったり、お仏壇に飾ったりと長いお付き合いになるものです。

それなのにXデーにはお通夜に間に合うように数時間のうちに用意をしなければなりません。元になる写真やデータさえあれば、プロに背景を消して喪服を着た状態に加工してもらえますが…

母が亡くなったとき、父は急ごしらえの遺影を見て「この写真、ママと違う人みたいだな」とつぶやきました。なので、Xデー直前には心づもりをしてください。

故人と同居していない場合には探そうにもどこに写真があるかわかりません。また、故人の携帯電話のアルバムの写真を使うにしても遺影向きの写真があるとは限りません。

遺影はXデー直前のものじゃなくていいんですよ。あなたの大切な方が元気で一番輝いていたときのものをおすすめします。紙の写真は劣化するのでできればデータで準備しましょう。

財産管理

預貯金・有価証券

貯金通帳
bank account passbook on desk.

財産のことは親子でもとても聞きにくいことですが、かなり重要度の高い問題です。

通帳や証券、カード、印鑑の保管場所や暗証番号を確かめることは大切です。

最近はネットバンクもあります。これは通帳や証券などがないので、カードを確認してください。

確認が出来たら、できれば証券は現金化して預貯金は一か所の金融機関にまとめると管理がしやすくなります。

ここで大切なことは、預貯金の整理ができたら、当座の必要経費を少しずつ引き出すことです。Xデーが来ると口座は凍結されて正式な手続きが済むまで決められた額、150万円しか引き出せなくなります。(2020年8月現在)なので、Xデー直後に現金で必要な当座の費用(入院費の清算、葬儀社への支払い、法要の飲食費、交通費や外食費など)を引き出して、現金が手元にあると安心です。

家・土地

これも財産の話になりますが、権利書と固定資産税の納税を証明するものが大切です。

権利書は相続に必要です。また、闘病生活が長いと途中に納税の時期がくるかもしれません。期限までに納めないと滞納扱いになり、のちに面倒なことになります。

生命保険

生命保険証書

生命保険に加入している場合はできるだけ早く、保険証書を見て保障の内容を確認してください。事故に遭ったり入院したときには保険が適用されるかもしれないので、担当者と連絡をとりましょう。

貴重品

通帳や証書のほかに時計や貴金属、宝飾品などの貴重品は量の多少にかかわらず、リストを作りましょう。リストと言っても簡単なメモで大丈夫です。

現物とリストを複数の人で確認して、それらを複数の人で分担して管理しましょう。誰が何をいくつ管理するかを互いに確認することが大切です。

リストを作る理由

  1. Xデー以後、何かがなくなったとか、誰かが持って行ったという遺族間のもめ事を避けられます。
  2. Xデー前後にはいろいろな人が出入りしますので、破損や盗難のリスクが減ります。
  3. のちに形見分けをするときにリストが役に立ちます。

1人暮らしの方のチェックポイント

公共料金の引き落とし口座と残高

公共料金の支払いが滞ってインフラが止まることのないように残高チェックをしましょう。

必要があれば口座に補充してください。

定期的に契約しているサービスの確認

新聞の定期購読~新聞を読める状況でなかったら解約します。必要になったら簡単に再契約ができます。

スポーツクラブや趣味のサークル、生協などの自宅配送サービス休会・休止の届け出をしましょう。解約をしてしまうと再契約できなかったり、余計な費用がかかる場合があります。

菩提寺

お寺

どのお寺さんの檀家か確認をします。もし、あなたが菩提寺へ行ったことがないのであれば、住所や電話番号、住職の名前、自宅からの経路を確認しておくことも有益です。

菩提寺には電話で簡単に病状(入退院を繰り返しています、とか余命宣告をされてしまいましたなど)をお知らせしておきましょう。Xデーに連絡した時、話がスムーズに進みます。

故人が帰る場所を決める

Xデーに帰る場所を決めておきましょう。
あなたの家へ帰るのであればそれほど問題はありません。

もし、その方が一人で遠方で暮らしている場合は選択肢はふたつです。その方の家か葬祭会館です。葬祭会館の場合は葬儀社や互助会の担当者が手配してくれるので問題ありません。

その方の住み慣れた自宅へ帰るのであれば、家を片付けて安置する場所を準備する心づもりをしておいてください。

喪服

Xデーは突然来ます。喪服を持っている人は試着をしてみてください。特に長い間、使っていない方はカビや汚れ、サイズは大丈夫ですか。靴とバッグも忘れずに点検してください。

喪服を今から準備する方はセール情報にアンテナを張ってください。今日明日に着るものを探す場合、思わぬ出費になります。

また、学生は制服のクリーニングを早く仕上げてくれる店を探しておいてください。セレモニー前に制服をきれいにすることも大切ですが、事後にお線香の香りが強く残って困ることもあります。

こちらの記事もご参照ください。

まとめ

身内の葬式 Xデーまでに準備すること

  1. 互助会の積み立て~少額でも会員サービスが受けられる。積立金は汎用性があるので無駄にならない。
  2. 遺影~長く使うので納得いく一枚を選んでデータで保存する。
  3. 預貯金・有価証券~1か所に集約して、当座の必要経費を引き出す ネットバンクを見逃さない。
  4. 家・土地の権利書と固定資産税の納税を証明するもの~相続手続きを円滑に行う。
  5. 生命保険~適用されたら保険金がうけとれる。担当者と連絡を取る。
  6. 貴重品の管理~リストを作って複数人で管理して、破損・盗難を防ぐ。のちに形見分けをする。
  7. 公共料金の引き落とし口座と残高~インフラを止めないようにする。
  8. 定期的に契約しているサービスの確認~休止して無駄な出費を防ぐ。
  9. 菩提寺~所在を確認して住職と連絡をとる。
  10. 帰る場所の心づもり~Xデーに故人が帰る場所を整える。
  11. 喪服~急に必要になるので点検する。


もしものときは・・・

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