葬式費用が高すぎる 自分たちでできない? 家族だけで「直葬」して費用を徹底的におさえる方法

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日没 葬式のイメージ 葬式
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この記事を読んでわかること

葬式費用が高すぎる 自分たちでできない?」
結論:葬式は自分たちでできます。
「直葬」というかたちで、葬儀社/互助会を使わずに費用を徹底的におさえて家族や親戚だけであなたの大切な方を見送る方法をお伝えします。
費用はおさえられますが、葬儀社/互助会を使わない分、手間と時間はかかります
また、人がこの世からいなくなった時に「しなければならない事」を理解していただけます。
直葬の問題点もお伝えします
葬式の費用が高すぎて困っている方に読んでいただきたい記事です。

*日本の法律にもとづいたお話です。

海外では法律や習慣が違うのでご注意ください。

*この記事の内容は2020年現在のものです。

はじめに

朝もや 葬式のイメージ

大切な方とお別れするのは悲しいことですが、お別れのあと、数日の間にお見送りをすませなければなりません。お見送りにかかる費用は約200万円とも言われますが、誰でもかんたんに支払える額ではありません。

最近では、都市部を中心に比較的費用をおさえられる「直葬」を行う方が増えています。

直葬は、通夜・本葬を行わずに火葬だけで故人を見送る葬式の形で火葬式とも言われます。一般の葬式と比べて、寺院の費用や飲食接待の費用などが不要なので全体の費用が安くなります。オプションをつければ費用はそれなりに上がりますが、徹底的におさえればおおむね6万円くらいでできます。

この記事を読めば、直葬は自分で手配をすることが可能であることがおわかりいただけます。でも、費用をおさえるために、必要な手配をすべてあなたが行うので、手間と時間はかかります。なお、お見送りに関わるすべてのことを葬儀社/互助会を使わずに遺族が行うことは、法律上問題ありません。

この記事のおわりには、葬式の補助金についてもお伝えします。補助金が利用できれば費用はさらにおさえられますので、最後までお読みください。

では、はじめます。

火葬までの流れ

まず、ご逝去から火葬までの流れをお伝えします。

1 ご逝去

2 エンゼルケア
エンゼルケアはご逝去のあと、体液がもれないように処置をすることです。車で移動する際に欠かせない処置ですが、素人にはできないので、病院におまかせします。

3 安置
病院でご逝去された場合には、故人を24時間安置できる場所へ移動しなければなりません。安置の費用がかからないのは自宅ですが、自宅が狭い、遠いなどの理由で安置できない場合は、斎場の安置室を使います。公営の斎場で安置室があれば、一泊2〜3千円くらい、民営の場合でも一泊5千~1万円くらいです。

移動には通常専門の業者を依頼しますが、遺族が自家用車やレンタカーで移動することもできます。その際、必ず「死亡診断書」を携行する必要があります。診断書なしに運んだら「事件」になってしまうからです。タクシーは使えません。
安置している間はドライアイスなどの保冷剤で冷やします。

4 火葬場へ移動
ご逝去から24時間が経過すると、火葬が許可されます。

故人を棺におさめて移動します。なお、火葬場では棺がないと受け付けてもらえません。
「死亡診断書」を必ず携行して自家用車かレンタカーで向かいます。

5 火葬
火葬場に到着したら、「火葬許可証」を提示し、係員の案内に従って最後のお別れになります。
このタイミングにオプションで僧侶に読経してもらうこともできます。
1~2時間後に、火葬が終わったら収骨を行い、そのあと「火葬許可証」を返却してもらったら完了です。

以上のように、直葬の流れはシンプルです。人がこの世からいなくなった時にしなければならないことはこれだけです。ほかはすべてオプションということになります。

自分で直葬を行うために、必要なものと費用

上空からの夜景 葬式のイメージ

エンゼルケア

故人を車で移動する際に体液が漏れるのを防ぐ処置です。素人が搬送するので、病院での詰め物を徹底してもらう必要があります。

一般的には保険外なので、料金は病院ごとに違いますが、およそ数千円〜1万円くらいです

また、搬送する際の対策として完全防水仕様のシーツ(ベッドの大きさのもの:3~5千円)を使ってカバーすることも必要です。

死亡診断書または死体検案書

病院でご逝去の場合には医師に「死亡診断書」を書いてもらいます。

死亡診断書は一般的には2〜5千円くらいです。保険会社などに提出することもあるので、コピーが数枚あるとあとで便利です。

自宅でご逝去の場合、かかりつけの医師に自宅まで来てくれて死亡診断書を書いてくれるかどうかも確認しておきましょう。

かかりつけの医師がいない場合は、警察による死体検案が行われ、死亡診断書ではなく「死体検案書」が発行されます。費用は1〜3万円前後です。さらに、行政解剖が必要な場合は解剖の費用を遺族が負担することもあり、その場合は解剖費用5万円前後さらにかかります。

費用をおさえるためにはかかりつけの医師に死亡診断書を書いてもらいましょう。

ドライアイス(保冷剤)

ご逝去のあと24時間は故人を安置することが法律で定められています。

安置するのに必要なのがドライアイスなどの保冷剤です。1日に必要な量は約10㎏で3~8千円くらいです。Xデー(お別れの日)に必要なので、安置する場所の近くの購入できる店を調べておきましょう。

火葬場ではがないと受け付けてもらえません。また、安全に搬送するためにも棺は必要です。

インターネット通販でも売っていますが、サイズや材質などにより値段が違います。2万円くらいから買えます。

棺の準備で難しいのは注文するタイミング保管場所です。Xデー(お別れの日)に注文しても間に合いません。前もって注文しなければなりませんが、買ってから困るのは保管場所です。Xデーはいつかわからないので、折りたたんでしまっておけるものか、組み立て式を選びましょう。

死亡届と火葬許可証

故人の安置が済んだら役所で「死亡届」「火葬許可証」の発行手続きをします。

発行手数料は自治体によって違いますが、無料〜1,000円くらいです

死亡届は役所で24時間受け付けています。

火葬料


地域により火葬料は違います。公営は民営より安く費用は無料~7万円くらいです
都市部のほうが高い傾向にあります。

火葬にかかる時間は1~2時間くらいですが、待っている間に使う部屋の料金は別途必要で無料~2万円くらいです。

骨壺


骨壺も棺と同じく、値段の幅が広いですが、3千円くらいから買えます。

火葬のあとすぐに必要なので、前もって用意します。

火葬のあと、遺骨をどうするのかを考えると骨壺を選ぶ目安になるでしょう。
たとえば、海に散骨するのであれば、火葬場から海洋まで安全に運べることが重要ですし、手元においで供養するなら色や形を吟味してあなたが気に入るものを買うようにしましょう。

レンタカー

必要に応じて準備します。

車が必要なのは安置場所と火葬場へ移動する時の2回です。

車を借りるときには、レンタカー会社の貸渡約款に遺体の搬送を禁止する項目がないかをよく確認することが大切です。また、使用中に車を汚さないための配慮も必要です。

一番安くていくら?

都市の夜景 人通りが少ない 葬式のイメージ

以上をもとにざっくり試算すると一番安くできる直葬の費用は約6万円です。内訳は次のようになります。

エンゼルケア:5000
防水シーツ:3000
死亡診断書:5000
ドライアイス20キログラム:10000
棺:20000
死亡届/火葬許可証:1000
火葬料:10000
骨壺:3000
合計:57000

レンタカーや斎場の安置所などを利用すれば別途費用が加算されます。

補助金

故人が加入していた健康保険から補助金がもらえます。
補助金はXデーから2年以内に申請をすることで、受け取れます。
補助金を受け取ることでさらに費用の負担が軽減されますので、ぜひ利用しましょう。

故人が国民健康保険に加入していた場合 葬祭費として3~5万円が受け取れます。
お住いの自治体に申請します。
自治体によって金額が違います。

故人が社会保険加入に加入していた場合 埋葬費として5万円が受け取れます。
故人の勤務先か社会保険事務所に申請します。
金額はそれぞれ違います。

*生活保護を受けている方が亡くなった場合、生活保護を受けている方が葬儀を営む場合には、自治体が費用を負担する制度があります。こちらも申告制ですが、審査があります。お住いの役所にお尋ねください。

注意点

高層ビルの夜景 葬式のイメージ

ここまで読んでいただいた方は葬式の費用は「準備」と「手間」によってかなり軽減されることがおわかりいただけたことでしょう。

でも、直葬は最近注目されてきた新しい葬式の形態です。直葬を行うときにはいくつか注意すべき点があるのでお伝えします。

安置する場所

ご逝去から火葬まで、24時間は安置することが法律で義務付けられています。また、火葬場の予約状況によっては24時間以上、安置することもあります。

安置する場所は必ず必要なので、自宅か、安置所か、あらかじめ決めておくことをおすすめします。

菩提寺と檀家の関係性

檀家が菩提寺に相談なしに直葬を行って、先祖代々の墓に納骨させてもらえなかったという事例があります。直葬は菩提寺と檀家との間にトラブルが生じる可能性があるので、事前に菩提寺に相談するなどの対策をとりましょう。

また、この際に墓じまいをして菩提寺と縁を切ろうとお考えの方、墓じまいにもわりと高額な費用がかかる場合があるので、念のためお伝えしておきます。

親族との関係性

繰り返しになりますが、直葬は通夜・本葬を行わずに火葬だけの葬式の形態です。

そのため、故人とのお別れの時間は一般葬と比べて短くなります。僧侶による読経もないので、直葬の賛否は人それぞれです。こころよく思わない方もいらっしゃるので、よく相談して理解を得ることが大切です。

 まとめ

都市の風景 葬式のイメージ

直葬は自分たちでできる
・つつましく行えば費用は約6万円
・申請して補助金を受けられる
・費用はおさえられるが、その分、手間がかかる
・事前に準備すること
 1 安置する場所を考えておく
 2 棺や備品などを買いそろえておく
 3 トラブル回避のため親戚や菩提寺と話し合う

直葬は費用をおさえることができますが、備品を買いそろえたり、役所に届け出たり、葬儀社/互助会が代行してくれることをあなたがしなくてはいけないので、手間は増えてしまいます。

費用と手間、どちらを優先するかはあなたの考え方次第です。

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