~と言っている①
☆☆☆「~と言っている」① は人が現在発言していることについて説明します。 ☆「~と言っている」② は発言の継続、「~と言っている」③ は伝言。
意味
人が現在、発言していることを話者が述べる
☆人の発言を伝えるだけの場合と発言を伝えた相手に判断をあおいだり、意見を聞いたりする場合がある。
接続
人は/が(今) + 基本体(普通形) + と言っている
人が + 基本体(普通形) + と言っている → 伝えた相手に何らかの行為を求める時には 助詞「が」 を使うことが多い。
例文
① マリーさんは/が新しい電話を買うと言っています。
② ミカさんは/が京都へ行ったことはないと言っています。
③ ルイちゃんは/が犬が好きだと言っています。
④ A: マリーさんが新しい電話を買うと言っています。
B: それなら、秋葉原の店を紹介してあげましょう。
⑤ A: ミカさんが京都へ行きたいと言っています。
B: そうですか。今度、みんなで旅行に行きましょうか。
⑥ A: ルイちゃんが犬のぬいぐるみがほしいと言っています。
B: 誕生日のプレゼントは犬のぬいぐるみにしましょう。
A: いいですね。
☆④⑤⑥はAがBに何らかの行為を促す言い方の例
「~と言った」「~と言っている」「~と言っていた」の違い
「~と言った」→人が述べたという事実を客観的に伝える。新聞記事や小説の地の文などによく使われる。
「~と言っている」→伝言:第三者が述べたことを話者が目の前にいる人に伝える。 ①伝えることで相手に何らかの行為を期待する。[日本語 文法] 「~と言っている」① 参照 ②発言の内容が一定期間継続していることを表す。[日本語 文法] 「~と言っている」② 参照 ③第三者の伝言を客観的に伝える。[日本語 文法] 「~と言っている」③ 参照
「~と言っていた」→伝聞:話者が過去に第三者から聞いたことを目の前の人に伝える。[日本語 文法] 「~と言っていた」 参照