東京の中心部を環状に走る山手線、その名を聞いたことがない人はいないくらい有名な路線ですよね。
今日は山手線の全駅が都会かどうか、3つのエリアに分けて検証します。
さらに山手線の弱点もこっそりお伝えします。
こんにちは トレイシーです。
はじめに簡単に自己紹介させてください。
トレイシーはもちろんニックネームです。
東京の普通の日本人サラリーマンの家庭に生まれて、父の会社の社宅で育った江戸っ子です。
公立の小中学校に通い、成績は良くもなく悪くもなく(笑)
その後、運よくストレートで女子大に入り、卒業後は都内で就職しました。
いろいろあって実家を出て(いろいろの事情は別の機会にお話ししますね)
都内のワンルームマンションで1人暮らしをしています。
山手線の駅前は全部、栄えているってほんと?

就職のため上京してきた友人のるいは、休日に山手線にぐるっと一周乗って、こんなことをつぶやきました。

山手線てすごいよね。

何がすごいの?

どの駅を見ても、駅前が栄えているもの。
「栄えてる」ってなに?(笑)
どの程度を「栄えてる」と言うのかは別にして、
たしかに山手線の駅は私鉄駅のように住宅街に直結しているのではなく、
巨大なターミナル駅に隣接する商業施設があったり、
小さい駅でも駅前商店街があったり、
便利な路線であることはまちがいありません。
ただ、るいにとって「どの駅前も栄えている」ことは特別なことだそうです。
あなたもそう思いますか。
地元、一家に車4台ってふつう?
「どの駅前も栄えている」ことをるいがどうして特別なことだと思ったのか、たしかめるために彼女の地元の話を聞いてみました。

るいの地元の駅前ってどうなってるの?

うちのほうの駅前はロータリーになっててコンビニが一軒あって、その先はすぐ民家だよ。
るいはY県出身で、地元は人口1万数千の小さい街。
大きな商業施設がある駅からはずいぶん離れているみたい。
そもそも電車の本数が少ないから、移動には車を使うんだって。
るいの家にはお父さんの車、お母さんの車、弟さんの車、そしてるいのと4台もあるって聞いて、びっくりしたけど、
なんと、るいの家だけじゃなく、Y県下では「そんなの常識」と聞いて私は2度びっくり!
車4台分の駐車場を確保して維持できるなんて、Y県民は相当なお金持ち揃いだわ。
辺鄙な町から上京してきたるいには
数分間隔でつぎつぎと電車がホームに入ってくることや
停まる駅のどれを見ても駅前に高いビルがあったり、商店街があったり、
信号が青になるたびに多くの人や車がいっせいに動き出すさまが
とても奇異に映ったみたい。
それで山手線の駅は全部「栄えてる」発言になったそう。
さて、るいの話はこのくらいにして、山手線について話すわね。
おしゃれタウン 西側エリア


るいは山手線のどのあたりが好きなの?

そうね、渋谷とか恵比寿とか去年できた高輪ゲートウェイ駅あたり。
そのあたりは山手線の西側のエリアね。
西側には目白、高田馬場、新大久保、新宿、代々木、原宿、渋谷、恵比寿、目黒、五反田、大崎、品川、高輪ゲートウェイ、田町など14駅があるるわ。
若者が集まる、にぎやかでおしゃれなエリアよ。
繁華街が多いから治安に不安を感じるかもしれないけど、
私が生まれた目黒には駅から少し離れた路地に庶民的は家が立ち並んで、
高級じゃない普通のスーパーもあって住みやすかったわ。
このへんは近代的で賑やかな反面、昔からの武家屋敷が立ち並ぶ地域が多いのよ。
オフィス街と有名観光地 東側エリア


私たちのオフィスがあるのは東側のエリアよ。

このあたりって、観光にもいいわ。
山手線東側の浜松町、新橋、有楽町、東京、神田、秋葉原、御徒町、上野は官公庁や企業のオフィスが集中しているし、
日本人にも外国人にも人気の有名な観光スポットがあるわ。
それほど広いエリアじゃないから手軽に観光できるのよ。
だから朝晩の通勤時間帯はもちろん、デイタイムも常に車内は乗客でいっぱい。
反対に住んでいる人は少ないのがこのエリアの特徴ね。
昼間と夜間では人の数が全く違うの。
アットホームな雰囲気の北側エリア

鶯谷、日暮里、西日暮里、田畑、駒込、巣鴨、大塚、池袋の8駅は山手線の北側よ。

北側エリアには行ったことある?

あるわ、おばあちゃんの街、巣鴨駅前商店街(笑)
巣鴨駅前の狭い路地の両側に個人商店が立ち並んでいるのよね。
歩いている人もお店の人も気さくな感じでしょ?
北側には庶民的でアットホームな雰囲気の街が多いのよ。
個人的な感想だけど、このあたりにはもともと東京生まれの人たちが多くいる住んでいるような気がするわ。
東京って人口が多いけど、約半分は東京以外の出身でしょ?
そういう人たちってわりと西側に住みたがらない?
るいも言ってたけど、西側って THE TOKYO ってイメージなんだと思う。
東側は昔っからの東京人、ザ・江戸っ子 が多いと思うわ。
お祭り好きでおせっかいで、それでいてシャイな私のような(笑)人間よ。
このあたりは下町でファミリーにもシングルにもお手頃な物件があるし、
物価も都内では比較的安いほうだから住みやすいエリアね。
山手線は なんで人気があるの?

東京中心部の主要エリアを一周してつなぐ
山手線が都内中心部を走っていることは最初に話したわね。
山手線て、どこへ行くにも便利なの。
大半の駅では山手線以外の路線も乗り入れているわ。
JRはもちろん、東京メトロや都営地下鉄のホームと直結しているから
通勤・通学や遊びに行くのにも便利だし、地方都市へのアクセスも良いの。
目的に合わせた交通手段を選べるのが嬉しいわね。
それに、ラッシュ時なら2~3分に1本、それ以外は3~4分に1本が運行してるから
ストレスフリーよ。
ふだん、時刻表なんか見ないわ。
もし、見るとしたら始発か終電を確かめるときね。
もうひとつ、忘れちゃいけないことがあるわ。
山手線から地下鉄に乗り換えれば、主な百貨店やホテル、オフィスビルに駅からそのまま行けるのよ。
外を歩かずに電車に乗れるのって無駄がなくて最高。
暑い時や寒い時、それに台風のときなんかも助かるわ。
弱点はないの?

山手線について良いことばかり話してきたけど、
山手線にも弱点は…
ある! 山手線にも弱点はあるわ。
台風の大雨や降雪にめっちゃ弱いの。
つまり、天候に左右されやすいってことね。
降雪と言っても冬にほんの少し雪が降ったらそれはもう大騒ぎなのよ。
内回りも外回りもすぐに止まるわ。
きっと雪国の人には信じられない話ね。
でも、心配しないで。
ほとんどの駅には複数の路線が乗り入れているから、
もしも山手線が遅延・運休しても、別の路線から目的地へ迂回できるの。
まとめ:最寄り駅で生活が完結できる
山手線沿線はエリアごとに集まる人や雰囲気がちがうけど、
どの駅前にも生活に必要なものがそろっていて、
他の路線よりも利便性が高いし、
わざわざ遠くまでいかなくても、最寄り駅で生活が完結するわ。
るいが山手線の駅前が全部「栄えている」と言ったのはこのような意味だと
私なりに解釈したので、みなさんとシェアしたいと思います。
トレイシーとるいの「わたしのまちシリーズ」は随時更新しますので、これからもどうぞお楽しみに。